迎え入れるワンちゃんやネコちゃんは家族の一員ですが、あくまでも「犬」「猫」という動物です。「咬む」「吠える」「引っ掻く」「興奮する」「いたずら」を問題行動だと決めつけてしまう前に、飼い主様がそれぞれの動物としての性質をきちんと理解し、トレーニングやしつけをすることが何よりも大切です。しつけやトレーニングは、ペットとご家族が必ず一緒に行い、お互いを理解しあってこそ最良のパートナーになれる大切なステップです。
トイレトレーニングの失敗の多くは、飼い主様の管理不足が原因です。ペットの習性を理解してしっかり管理してあげられれば、今後、飼い主様がトイレで悩むことなく、ずっと快適に生活することができるでしょう。
怒らず、焦らず、根気よく
ワンちゃんが人間の家族と生活を共にするには、家族以外の人・他の犬や動物・生活音などに慣れて順応させる必要があります。人間でも、新しい環境や初めて遭遇する物事には緊張し恐怖を感じます。正しい時期に社会性を学んだワンちゃんは、友好的な態度で交流ができるようになり、吠える・咬みつくなどの問題行動の抑制にも繋がります。
生後20日~3ヶ月半(3~14週齢)で身につけた経験が、ワンちゃんの将来の性格や行動にもっとも影響すると言われています。この時期は、できるだけ多くの人や犬同士・他の動物と交流する機会を作るようにしましょう。
慣らしたい人や将来連れて行きたい場所があれば、この時期に慣れさせると順応しやすいでしょう。ブラッシング・爪切り・シャンプー・耳掃除など身体を触られること、首輪やリード・キャリーバッグに慣れさせておくと、将来的なしつけが楽になります。
犬を飼育するには、法律で義務づけられたワクチン接種や登録などルールがあります。ワンちゃん・ネコちゃんを迎え入れたら、新しい環境に慣れてきた1週間~10日目くらいを目処に、健康診断とワクチン接種にご来院ください。ご希望の方には、しつけ方法や飼育環境づくり、歯磨き指導などのアドバイスも行います。
狂犬病ワクチン(必須)
生後90日以上の犬には、年1回の接種が法律で義務づけられています。(混合ワクチンには含まれていません)畜犬登録は、当院で登録代行も承りますので、おたずねください。
混合ワクチン
死亡率の高い疾患を予防し、十分な免疫力を付ける為に重要なワクチンです。
その後は年1回の追加接種を行います。
ワクチン接種後は、アレルギーやショック症状などの副作用がでることがあります。当院では、接種後しばらくしてから飼い主様にご連絡を入れて、ペットの様子についてお伺いします。また、異変があればすぐに対応できるよう、配慮いたします。
フィラリア予防
蚊を媒体として感染し、生命に関わることもありますので、しっかり予防してあげましょう。※フィラリア予防薬の投与前には、感染の有無を確認するために毎年血液検査を行います。[予防時期:5月末~12月末ごろまで]
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