本日はミニュチュアダックスフントの椎間板ヘルニア手術がありました。一時期は紹介の症例も含めて年間30から40例の手術を行っていましたが、ここ暫くは内科療法で回復するワンちゃんも多く、手術は久しぶりでした。高度医療センターなどではCTやMRIで画像診断をした後、手術となりますが、当院では脊髄造影というオーソドックスな検査を行い、神経を圧迫している部分を特定してから手術を行っています。もちろん飼い主様がCTやMRI検査を望まれる場合には高度医療センターに紹介しますが、多くの飼い主様は当院の方針に納得していただき、当院で手術を受けていただいております。術後の神経機能回復についてはなかなか予測が難しいですが、飼い主様の努力により多くのワンちゃんが歩行可能となってくれます。今回のワンちゃんも麻痺の程度は重度ですが、なんとか元気に歩けるように飼い主様と協力してリハビリを行っていきたいと思っています。手術中の写真はインパクトが強すぎるので、手術前の写真です。

大下動物病院