本日も椎間板ヘルニアを起こしたダックスが来院されました。昨夜の10時ごろキャンと悲鳴をあげた直後から両方の後肢が立たなくなってしまったそうです。神経検査の結果、最も程度の高い麻痺と診断しました。幸い、今日の昼に手術を予定していたワンちゃんの飼い主様が快く、予定を変更してくださったので、昼から手術を行いました。写真はヘルニアを起こしている部位を特定するための脊髄造影検査写真と、摘出した椎間板物質です。椎間板ヘルニアの手術は、他の病院からの紹介や、お知り合いの方からの紹介が多く、今回のケースのように初診で来られていきなり手術という場合がよくあります。初めて行った動物病院でいきなり手術を受けられる飼い主様も心配だと思いますが、手術を引き受ける側としても、初めてお目にかかる飼い主様のワンちゃんに手術をするのは普段以上に緊張します。今日のダックス君もまた元気に歩けるようになるよう飼い主様と一緒にがんばってリハビリしたいと思います。



 

大下動物病院