本日、大阪の最高気温は29.9℃だったそうです。病院は狂犬病ワクチンやフィラリア予防前の血液検査でお越しいただいたワンちゃんと飼い主様で込み合っていました。そんな中、1頭のフレンチブルドックが緊急で運び込まれました。飼い主様のお話では、家の外に繋いでいて、気が付いた時には意識がなく、倒れていたとのことでした。残念ながら運び込まれた時には、既に心肺停止状態で前後の脚が硬直していました。体を触るとすごく熱く、直腸温は43℃を超えていました。熱中症です。これからの季節、ペット、特に短頭種犬と呼ばれるボストンテリア、フレンチブルドッグ、パグなどを飼っている飼い主様は絶対に車に閉じ込めたり、外に繋いだまま離れたりしないよう注意してください。最近は夜間の散歩でも地熱のせいで熱中症になるワンちゃんがいます。

大下動物病院