今日の手術はトイプードルの前腕骨折でした。最近では放し飼いのイヌや、マナーを守れない一部の飼い主を除いて、ほとんどの飼い主の方がきちんとリードを着けて散歩をされるので、都心部では交通事故による骨折は滅多に見かけることがなくなりました。代わりにトイプードル、チワワ、ポメラニアンといった小型犬の前腕骨折が増えています。私が堺の夜間救急病院に勤めていたときも、骨折といえばほとんどが小型犬の前腕骨折でした。原因は主に、落下による事故ですが、それほど高い場所からではなくても、たとえば飼い主さんが抱いていて落としたとか、ソファーから飛び降りただけでも骨折する場合もあります。小型犬を飼っておられる飼い主さんは気を付けてください。写真は手術前と手術後のレントゲン写真です。創外固定法という方法で整復しました。



 

大下動物病院